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   自宅の小さな庭での、植物や小動物、虫たちの営みや、日々の生活のあれこれを、徒然に書いてみたいと思います。

お盆に寄せて~ 震災から1年半
 昨日と一昨日、お盆のお墓参りに行ってきました。

実家のある、宮城県石巻市の先祖のお墓参りと、
震災でなくなった親戚のお線香あげに行ったのでした。

もう一つの家族のように、近しい存在だった親戚家族は、
お寺に預けられていて遺骨の前に写真が飾ってあるのですが、
今だになくなったのが信じられなくて、会いに行こうと
思えば、いつでも会えるような気が、いつもしています。

ここには震災以来、何度も来ているのですが、今回は
つい何か月か前にようやく遺骨が見つかった、同い年の
イトコのお線香あげにも、やっと来ることが出来ました。

私は彼女とは、高校の同級生だったので、イトコであり、
友達でもありました。


彼女は宮城県女川町というところに住んでいたのですが、
港からだいぶ離れた山に近い場所に家があったので、
逃げるのが遅れて、津波に巻き込まれてしまったそうです。

避難が遅れたイトコの家族は、地震の後、車で逃げたそうなのですが、
途中、津波に襲われた車が大破し、泳いで逃げて、一緒に乗っていた
彼女の息子と娘は助かりましたが、イトコと彼女の孫が亡くなりました。
彼女のお母さんは外出していて無事でしたが、彼女のお父さんは
別の場所で流されて、山の上の木に引っ掛かっていて遺体で見つかりました。
どれだけ高い津波が来たのか、とても怖かったに違いありません・・。

しばらくぶりに会うイトコのお母さんは、震災の時のことを話してくれましたが、
以前よりも、だいぶやつれていました。
イトコの娘は高校生になっていて、イトコにそっくりでした。
自分の目の前で、お母さんが流されてしまった悲しみを隠すように、
気丈に振舞っているのが不憫でした。

__ (40)
↑ あまりの津波の威力に土台ごと倒されてしまった鉄筋コンクリートの建物。
緑の部分は建物の裏側です。


女川町は津波の高さが15mといわれていますが、女川町の無人島では40mもの
高さだったそうです。
彼女の住んでいた家は、港からはだいぶ遠かったのに、山の方にあるのに、
家は土台ごと流されました。今は何も残っていません。
彼女自身も海まで流されて、遺体は、海に浮かぶ島の近くで見つかったそうです。

仮設住宅には彼女のお母さんと彼女の娘が住んでいました。
ここはハウスメーカーの建てた仮設だったので、他の地域の仮設よりも、
大分良い方なのですが、それでも夏は暑くて大変そうでした。
しかも、ものすごい数の人々の家が流されたために
仮設の数も、ものすごく多くて、生活も大変そうでした。

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もうすぐ、震災から1年半になりますが、被災地は、あまり変わっていません。
街だった場所は、何もないゴーストタウンになっていて、仮設住宅の暮らしは、
工事用のプレハブが延々並んでいるような感じで、夏は暑くて冬は寒くて、
プライバシーもほとんどない感じで、入る場所もクジ引きで決められたために
元のご近所とは離ればなれになっていて、新しいご近所付き合いも大変そうです。

私の父と母も一緒に行ったのですが、見慣れた風景と、家々が隙間なく建っていた場所が
延々続くガレキの山と空き地になってしまって、跡形もなくなっている女川町の現状を、
震災後に初めて見た父も母も、ショックで何も言えない様子でした。


被災者用の住宅建設も、これからです。
今アンケートを取って、今後どうするかの確認をしているところで、
その調査が終わって、地盤沈下のかさ上げと、堤防を建設した後に
建てるようなので、住めるまであと何年かかるか分かりません。


それなのに、復興の予算が余って使い道がないから国庫に戻すという
政府の言葉には、とてもガッカリで、とても悲しい気持ちです。


たぶん、他の地域では、震災の報道もなくなって、現状が伝わっていなくて、
震災は終わったこととして、もう普通に暮らしていると思われているかもしれません。

でも、1年半も経つのに、復興は殆ど進んでいないのが現状です。

震災の映像を見て、ツラい思いをしたり、もう思い出したくないと思う方も
いるかもしれませんが、こうやってブログでたくさんの方に発信している私は、
自分の出来ること、これだけは伝えて行かないといけないと思っています。


お盆を迎えるにあたって、またいろいろ考えることがありました。


戦争の記憶も、震災の記憶も、忘れずに伝え続けて、たくさんの人々が二度と悲しい思いを
しないで済むように、日々を平和に暮らしていけるように、祈りたいと思います。




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