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   自宅の小さな庭での、植物や小動物、虫たちの営みや、日々の生活のあれこれを、徒然に書いてみたいと思います。

小春日和の日和山公園。
 今日もお休み中の記事です。

2月1日。
小春日和の朝に、ふと思い立って、久しぶりに、震災でなくなった、
イトコ家族のお線香上げに、石巻に行ってくることにしました。

この前日にも、用事があって石巻に行ったのですが、お寺に寄る時間がなかったし。
なんとなく寂しがってる気がして、差し入れを持って、一人でちょくちょく行っているのです。
そして、しばらく彼らのお骨の前で、ひとしきり話をしてきます。

あれからもう2年も経つのに、いまだに実感がないんですよね~。
またすぐに会えそうな気がして。だから夢に出てきても、普通に話をして、
違和感が全くなくって、目が覚めてから、ああ、彼らはもういないんだって気付くけど。

でも、いつも近くにいて守ってくれてる気がする。
だって、私が石巻に行く時は、自宅周辺の天気が良くなくっても、
いつも石巻に着く頃にはビックリするくらい晴れるもの。
きっと彼らのお蔭様ですね。

いつも優しく見守っていてくれた。 昔も、今も。
だから私も、顔を見に行くような感覚で、これからも、通い続けると思います。





お寺に行った帰りに、石巻の日和山の上にある「日和山神社」に
寄って、お参りして来ました~。
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ここに来るのは震災以来。 震災の少し前、2月の寒い日に、
実家に来た帰り、何故か突然思い立ってお参りに来たのです。
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ここが本殿。
実は私が小さい頃、両親が家を建てる前に、ここのすぐ近くのアパートに住んでいて、
よく私を連れてここにお参りに来ていたようです。
その写真が実家にたくさんありました。
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神社に上る石段。小さな私を連れて、母もここを登ったでしょうか。
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本殿のそばの桜の木。
冬とは思えないほど、空が青い~。
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鳥居の下から見る海。
太陽の光を浴びて、輝いています。
子供の頃とおんなじ、キラキラ綺麗に輝く海。
ここは山の上にあるので、津波の被害は受けませんでした。




山から景色を見下ろせる場所に、震災前の、その場所からの写真が、パネルになって
設置してありました。 夏でしょうか。 山が緑で、家がたくさん、軒を連ねています。
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↓ 同じ場所の、この日の風景。
たくさんの家々がなくなって更地になっています。
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震災前は、家が建ち並んでいて、国道から川は見えなかったのですが、今はたくさんの家が
なくなってしまい、国道から川が見えて、風景はまるで変ってしまいました・・。


↓ こちらは別の場所のパネル。 川の中に浮かんでいるのは「中瀬公園」という所です。
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↓ 同じ場所のこの日の風景。 公園は跡形もないですね。
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白いドーム型の建物は「石ノ森正太郎マンガ館」です。
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ここは被害を受けてずっと休んでいましたが、去年の11月に再開したそうです。
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↑ 真ん中の白い像は「自由の女神像」でしょうか。 それとも慰霊碑でしょうか。


別の場所のパネル。
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ここは私の実家があった方角のパネルです。
小さくて分からないけど、ついつい探してしまいます。
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川沿いに積み上げられているのは、いまだ残る瓦礫の山です。。
今、実家があった場所の近くは、ほぼ何も残っていません。




ここは、パネルはありませんが、松の木の下に見える、海から延々と続く茶色い所は、
かつては、ギッシリと住宅街が建ち並んでいた場所でした。
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山のすぐ下まで津波が来て、みんな流されてなくなってしまいました・・。




鳥居のある場所からは、海が見えています。
しばらくの間、ここに立ち尽くして、ぼお~っと遠くの景色を眺めていました・・・。

私と同じように、ただ黙ったまま、ずっと遠くを見つめている人が、その日、何人も、いました。
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昔、家のすぐ近くのお山の上から、故郷の景色とキラキラ光る海を見て「綺麗だな~。」と思って、
ツライことがあった時などは、すぐにお山に登って、いつまでも眺めてて、その美しさに
心が癒されたものでした。


あの頃見た景色は、町が破壊されて、もう見れないな~と思っていたのに、
海だけは何十年も前と同じようにキラキラ輝いていて、何だかとても不思議な気持ちになりました。
子供だった頃と同じ、綺麗な輝く海で、涙が出そうになりました・・・。


震災前の景色はもう二度と見れないと思っていたけど、何年か経ったら、
新しい美しい景色として、また見ることが出来るのかもしれないと思いました。
同じ景色ではないけれど、また美しい景色を、悲しみだけでなく、穏やかな気持ちで
見れるようになるかもしれないと思って、少し、晴れ晴れとした気持ちで、帰りました。





後日、両親に「日和山に行ってきたんだ~。」という話をしました。
今、両親は、石巻から少し離れた場所で暮らしていますが、いずれ石巻に戻るつもりです。
でも、震災の心の傷は深く、「まだ、あそこから景色を見ることは出来ないな~。」と、
ポツリと言っていました。

何年経っても、人々にとって、あの悲惨な記憶は、生傷のままです。

他の土地に移ることが出来ずに、ここで暮らしていこうとしている皆のためにも、
毎日見る景色で、心が悲しい色に染まらないように、早く安心して暮らせて、
そして、穏やかな景色が、早く、見られるようになって欲しいなと、心から願っています。





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